ファーストダンスのドレス・シューズ・靴

ファーストダンスのドレス

日本では結婚披露宴でダンスを踊る習慣がありませんので、「ウエディングドレスで踊れるの?」という疑問がまず湧くようです。

 

ファーストダンスを踊ることが珍しくない欧米ですが、花嫁はウエディングドレスで踊ることが殆どです(最近では、イブニングドレスや少しカジュアルな白いドレスに着替えることもあるようです)。

 

また、ダンスをする、しない、に関わらず、欧米の新郎新婦はゲストと交わりながら披露パーティを楽しむため、介添えの人なしでは動けないような、「動きにくいドレス」を着ることもありません。

 

動画などを検索して頂くと、殆どの花嫁が一般的なウエディングドレスで踊っている様子を見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

基本的には「自分の好きなドレス」で踊ることが出来ると考えて大丈夫です。

 

ただ、それでも、踊りやすさ・踊りにくさ、を感じるドレスがあるのも事実。

 

ポイントはやはり、ドレスの丈です。

 

特に、日本のウエディングドレスは、トレイン(ドレスの後ろの部分)が長いものが多いのです。

 

ミニ丈はもちろん、やや短めのくるぶし丈、そして、床にすれすれの長さのドレスなどは問題なくOKです。

 

また、床から10センチ位のドレスも大丈夫。

 

気になる方は、中に大きめのパニエを入れることで、ふくらみが出る分、長さの変化も付けられます。

 

それ以上の長さになると、ドレスの裾を持つ振付を取り入れたり、ドレスにフックを取り付けて指に引っかけたりすることで、可能になります。

 

レンタルドレスの場合は、レンタルショップが指に掛けられるようなフックをドレスに付けてくれる場合は良いのですが、それが不可能な場合はドレスを持って踊ることになります。

 

裾を持ったり、フックを使うと考えると、面倒だったり、不安になるかもしれませんが、しっかりと練習をすれば多少の制限はあっても心配不要、ダンスは踊れます。

 

ドレスが美しく広がるので、とても美しく見える、と言う意見も。

 

ドレスの持ち方などは、レッスンで練習が必要となります。

 

また、ドレスを踏んだりしても素知らぬ顔で踊れるように練習用のドレスでの練習も役立ちます。

 

購入の場合は、フックを付けることは依頼すれば大体の場合可能です。

 

 

 

 

比較的踊りにくいドレスのスタイル、を挙げるとすると、脚にぴったりとついたマーメード型のロングドレス。

 

特に、最近人気があるトレインが長いマーメード型のドレスで、レンタル(フックなどが付けられない)場合は、曲の始めから最後までずっとトレインを持って踊らないといけないので、多少疲れるかもしれません。

 

しかし、振付などを工夫することで、ダンスも可能ですので、経験豊かなダンス講師のアドバイスは大切です。

 

 

 

 

また、ファーストダンスは新郎新婦がペアで踊るダンス。

 

新郎によるリードでターンをしたり、手をつないだり、という動きを考えると、腕が全く上がらないドレスはダンスを踊るのも難しくなります。

 

試着の際に、腕が新郎の頭より上に挙げられるか、確認してみて下さいね。

 

(これまでに、腕があまり上がらない方もいらっしゃいましたが、やはり振付に制限がありました)

 

 

 

 

 

最後に、是非、ファーストダンスの練習・レッスン(少なくとも、お式直前の1-2回)には、出来れば、実際に着るドレスを着用して行いましょう。

 

欧米では、結婚式当日まで新郎は新婦のドレスを見てはいけないことになっています。

 

そのような場合や、レンタルドレスの場合は、出来るだけ近い形のもので直前の練習・レッスンを行いましょう。

 

普段着ないウエディングドレス、普段は踊らないダンス、これが組み合わさり、予想外の動きにくさを感じることがあります。

 

安心して、本番に臨めるようにしましょう。

 

 

 

 

ファーストダンスの靴・シューズ

ダンスと言えば、足元は?と、特別な靴・シューズが必要と考える方もいらっしゃるようです。

 

こちらも、ドレスと同様、皆さんが選ばれたシューズで基本的に問題ありません。

 

これまでの経験では、殆どのご新婦は10センチ以上のヒールを履かれていました。

 

比較的背の低めの新婦が15センチ以上のヒールを履かれることもありますが、自然に歩けて、軽くターンなどが出来そうなら、問題ありません。

 

また、逆に男性の背が比較的低い場合は、かかと部分に高さのあるシークレットシューズ・シークレットブーツを履くご新郎も少なくありません。

 

ドレスと同じように、当日履く靴を履いてのダンスの練習・レッスン(最後の1-2回でも)を忘れないでくださいね。